桃源郷構想について

              <福祉活用農村型リゾート構想> 

 体験型リゾート施設とした形を取りながら、中山間地域の近未来の
あるべき理想の街づくりにつながっていけたらと思っています。
これからはSOHOと言ったような仕事の形態も多くなってくることでしょうし、
そうであるなら、出来るだけ良い環境の中で住みたいと考えるのは人情です。
自然の豊かさだけでなく、心の豊かさを感じ取れるような環境を
提示できれば、そこでなされる仕事にも良い影響があるし、
都市部での生活や仕事に対しても良い影響を与えることが出来ると思います。
心の復権を世界に問いかけ、人生の各シーンを素晴らしく輝かす
ことの出来る情報の発信源としたい。


 それぞれの業種が、「理想」をイメージしながら、それぞれの自由と
責任において採算を取りつつ、一つの共同体を構成します。
 目指すところは、楽しくて、為になる空間。
日常の「時間」と「空間」から離れて、自然と遊びながら、体験学習や
ボランティア活動に参加していただけるような空間。

自然の中で緑に抱かれる喜びを感じてもらうと同時に、新たな視点、
新たな物差しを見つけることによって、社会問題になっている、
引きこもりの問題、自殺、イジメ、風俗の乱れの問題などに
くさびを打ち込んでいけたらと考えています。

ベースを
市民農園に置き、地元の老人の活躍の場だったり
軽度の障害者施設の作業所としての機能も持たせます。
都市部の人たちに年間契約して戴く事で採算を取り、
種まきの時期とか、取り入れの時期をインターネットなどで連絡し、
折々に遊びに来て戴く。(インターネット班は障害者が中心)
(市民農園とバンガローは施設とセットになったものが有っても良い)

また、その施設をビジターの方達にも使っていただけるよう
な仕組みを考え、より多くの人に知っていただける工夫をする。

オートキャンプなどをしながら、農作業の好きな方は畑仕事をして、
陶芸に興味のある方は粘土いじり、パラグライダーや
ハイキングを楽しんでもらう。

また、
フラクタルの森(哲学の森)で散策しながら、設問を考えてみたり、
犬の訓練を訓練士と一緒にしてみたり、地元の人達や作業所の
人たちと一緒に道なおしや、下草狩りの作業に参加したり、
希望者には、重度の
障害者施設ホスピスなどでのボランティア体験に
参加しやすい仕組みを作る。

夜は畑でとれた作物を使って、フラクタルの森で出た考えなどを肴に
バーベキューパーティーを楽しんで戴く。

ただ楽しく遊ぶだけでなく、日常の物差し、立場から離れて、
自分自身を根本から見直したりして何らかのプラスの思考、
何らかの発見のある空間と出来たらと考えています。

岡山県上房郡賀陽町北   大和山Owasan


家族連れのレジャー施設だけでなく,企業や学校のボランティア体験、
企業研修の場 として活用も考える


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