ブレーキ と アクセル (2012年9月)

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 財務官僚も、総理も、一部経済学者も思いこんでいる
国民も消費税の増税で全体の税収が増えると思い込まされている

確かに、左脳(理)的視点から見れば、掛け算ですから・・・
単純に見れば計算上は増えることになる
しかし、右脳(情)的視点から見れば消費にブレーキをかける役目もする
日常的な少額消費には、それほどのブレーキはかからないかもしれない
しかし、高額商品などは税の負担額もおおきくなりますから
もっと大きなブレーキの力となるでしょうし
消費全体に占める割合も大きい

どちらにせよ、消費にブレーキをかけることには違いがありません
どんな少しだけのブレーキでも
道路などでの自然渋滞でもわかるように
なんでもないところでみんながちょっとブレーキを踏むだけで
大きな渋滞へとつながってしまいます

みんながチョット消費を控えだけで
その累積は、企業業績を引き下ろし
仕事の量を減らし
リストラを産み、失業者を増やし
さらなる消費の冷え込み圧力になります
その因果の連鎖は、とてつもなく重いものになってくるでしょう

その結果、不景気の嵐が吹き始め
全体の税収を減らし、弱者をすくうことも出来なければ
さらに、弱者を増やすことになる

いま、景気に対しては
ブレーキではなく、アクセルをふむべき時なのです
ブレーキをかけるべきは、税と社会保障に対してです
ブレーキとアクセルを間違えて事故が起きないはずはありません

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