企業の目的は「社会貢献」      
      結果目標が「利潤追求」


 「企業の目的は利潤追求である」
この言葉が一人歩きしていろんな毒を流している
これは右目だけの結果主義の言葉であり
原因である左目で見るべき「社会貢献」を見ていない

仕事が利潤を上げ継続していくためには
その仕事が役立ち価値を生み出していること
顧客が支払ってくれたお金以上の満足を与えることで
拡大再生産の流れが起きてくる

片目の利潤追求しか見ない社会だと
人間の「存在意義」とも関連して
社会に多くの不幸をまき散らすことになる

人として一番気になるのはどうしても結果
誰であれ、順境の時はいいが
逆境の時や 欲が強すぎるような時
利潤を上げるための方法論に歯止めがかからなくなる
法律に触れさえしなければ何でも有りの世界
ちょっと考え違いをするだけで、非合法な手段もとる
刑法で罰される事や 良心の呵責を無視すれば
結果を上げる一番手っ取り早い方法は
他者の積み上げたものを横からいただく事になる
刑法犯の増加や企業犯罪の多くが
このような流れの中から起こる

この結果主義の傾向が
そううつ病など 精神障害の原因にもなっている
心の中まで結果ばかり見ているからです
その成果が自分の理想としないレベルの時に
簡単に、極端に落ち込んでしまう

心の中に、その成果を産み出す為に必要な種さえあれば
表面的な評価に異常に反応することなく
例え落ち込むような状況が有ったとしても
なんなく耐える事ができるでしょう

両目で見る事をしなければ
蛇行しガケにぶつかったり谷に落ちたり
曲がりくねった山道のような人生を無事に歩む事はできない