TOSHIBA A-E52の修理


このビデオデッキですが、カセットの挿入がトレイで行えます。中古屋さんで800円でした。ベルトが伸びていてカセットの挿入、再生などが出来なかったのですが、代用のベルトで再生できることが分かりましたので部品を注文しました。

トップカバー、ボトムプレート、フロントパネルと外していき最後にカセコンを外すとこうなります。
フロントパネルはトレイを出した状態にしておかないと外れません。

まずはヘッドクリーナを交換してみます。前のはぼろぼろになって落ちてました。はめるだけでした。部品名はクリーナ、部品コードは70 353 164で150円です。

今度はローディングベルトを交換しました。これがかなり作業のしにくい場所にあってメカを外した方がやりやすいです。元のはそんなに伸びていないようでした。部品名ベルト(ローディングドライブ)、部品コード70 342 131で150円です。

今度はリールベルトを交換しました。これが伸びていたため再生が出来ない状態になっていました。これは裏側にある基盤2枚を外してから交換します。部品名ベルト(リール)、部品コード70 342 148で150円です。

モードスイッチを交換します。これは交換後です。元についていたのは接触不良だったようでいきなり電源が切れたりテープの取り出しができなかったりしました。部品名クミタテ(カムスイッチ)、部品コード70 145 381で400円です。

上は元についていたものです。下は新しいものです。スイッチの色が違います。変更されたのでしょうか。

カセコンのトレーを動かすベルトを交換しました。かなり伸びていて一度入れると出てこないような状態でした。部品名ベルト(モータドライブ)、部品コード70 342 159で150円です。

ピンチローラを交換します。かなりつるつるになっていたのでテープに傷が付いたりしていました。まずは右側のばねを外してその下の部品を外します。
それからピンク色のルミラーを外します。するとピンチローラが外れます。外した逆の順番で取りつければ完了です。
ルミラーは再利用できそうですが新しいのに交換します。部品名クミタテ(ピンチ)、部品コード70 323 327で900円、部品名ルミラー(3.6×8×0.5)、部品コード70 396 196で150円です。

古いピンチローラはかなりつるつるになっているのが分かると思います。均等にテープが押さえられないので傷が入っているようでした。

グリスを使用する時はタミヤのセラミックグリスがいいと思います。おもちゃ屋さんで購入できます。400円で購入しました。

トレイの動作

ローディングの動作

カセコンのトレーが出てくる様子とテープのローディング動作を動画にしてありますので見てみてください。
ASF形式なのでメディアプレーヤなどで見えると思います。
AIレンタル機能やレンタルポジションなどレンタルビデオを見るための機能が充実しています。ただFEヘッドは搭載していないようで繋ぎ撮りには向きません。高級機のようでそうでもなかったりです。左右のふたの部分も軽いです。

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