SONY EV-BS3000の修理


以前購入したものですがすでに自己修理を試み動作不能になったようです。4000円ほどでした。

とりあえず分解してみるとテープがないのにポストはローディング状態になっていてこのまま電源を入れてもモータが唸って動きません。

いろいろ確認してみたところポスト上のねじの締めすぎによりポストが動けなかったようです。これをゆるめても動作が思わしくないのでメカを2個1にしました。

2個1用メカです。EV-S1500のメカで基板やコネクタが違いますが基本は同じです。違う部品を移植していき組み立てました。
ちなみにポストはぐるぐる回ります(^^;

フラットケーブルが壊れています。こうなるとコネクタに刺す段階でばらけます。なので裏にあるプラの補強材を両面テープで再度貼り付け差し込みます。組み立て後にポストの調整をしましたが自己録再でPCMのサ行の音声にノイズが入ります。映像もTBCを入れると暗くなりデジタル基板も不良のようです。他機でPCM録画されたテープが無いのでどうやっても調整できませんでした。そうしているうちにFLも出なくなり電源もやばそうになりました。

しばらく修理をあきらめていましたが、電源のコンデンサをほとんど交換し電源を入るようにしました。

パネル裏に張ってあるシールによりデジタル基板を探すとDI-46というのがシールドされていて怪しそうです。

電解コンデンサが大量にあります。これをすべて交換しました。

交換後です。結構疲れました。これで映像は暗くはならなくなりましたが、TBCやDNRを入れるとかなり不自然なのは直りませんでした。
こういう絵のようです。

ポストの調整はよく確認すると手持ちの中に他機でPCM録音されたテープがあったのでこれで調整して修理完了しました。
停電補償のスーパーキャパシタも吹いていましたがとりあえず取り外しています。

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