SONY EDV-5000の修理


最初のビデオデッキはBetaSL-F1でした。これは当時はかなり小型化されたデッキでカメラと繋いで屋外で撮影できたりチューナユニットと組み合わせるとタイマー録画できたりしました。
かなりの回数修理しましたが、その後にSL-200Dを購入しましたが、こちらは購入後1年でヘッド交換、2年目3年目と1年おきに修理に出していました。

このEDV-5000はずっとまえに5000円でオークションで購入したものです。
電源を入れるとカウンタやレベルメータのFLは一応表示するものの電源ランプやHi-Band表示も光らない状態でした。
テープは一応出し入れ出来ましたが映像、音声は何も出ませんでした。
なんとなく電源が壊れてそうでしたが、しばらくおいて置いたらテープ入れても出てこなくなりました。


電源部をよく見るとヒューズが3つあって下の縦向きの125V2.5Aのが切れてました。


買ってきたやつはどこでも売ってそうなヒューズで2.5Aがなかったので2Aにしました。
大きいのにするのは安全上問題がありそうですが、容量の小さいやつなので大丈夫か!?



すると何事もなかったように電源が入り中のテープも取り出せました。
早速テレビに繋いでみるときれいな絵が出るじゃん!
ベータデッキは構造上かテープにかなり負担がかかりそうです。
早送りはあまり問題ではなさそうですが巻き戻し時にテープの回転がかなり遅くなります。
モータのトルクが無いのかと思いましたがそうではないみたいでした。
これはSL-F1、SL-200D共に起こる現象でした。


一度修理に出されているようでそのときにヘッドも交換されているようです。
96.2.22の日付があります。今のところ摩耗の心配はなさそうです。


EDベータなのでEDの表示があります。
トラッキングは手動でオンスクリーンも出ません。SL-200Dと比べるとこの辺が使いにくいです。
CATV対応ではありませんがチューナの性能の関係か数チャンネルは受信できました。


このころの機種にはデジタルピクチャ機能がついていてSTOP MOTIONやFLASH MOTIONが使えます。
STOP MOTIONは画面を静止させることができます。
これの一時停止はこの機能を応用してあると思います。きれいに一時停止できます。
それとFRピクチャーサーチの他に早送り中にDIGITAL SCANボタンを押すと速度はそのままで画像が出せます。


後ろの端子部分も結構きれいです。音声出力は2系統ありますが映像出力はS端子とコンポジットになっています。


ベータテープの代わりにFUJIFILMのBETACAMテープH321Eを使ってみました。
でもこのテープは酸化鉄なのでメタルテープじゃありません。Hi-Band用ですね。


EDMetalを購入しました。新品で1800円もしました。


中身はこんな感じです。画像は恐ろしくきれいでした。ちなみにこのテープSL-HF1000Dに入れてみましたが録画動作させると勝手に出てきました。

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