SONY EDV-9000の修理


EDV-9000を購入しました。2002年8月27日に生産終了が発表されましたが、発表より前だったので15000円ほどでした。壊れた部品を出来るだけ直して使って修理してみました。
ただし、カセットが入ったままで取り出せない、再生時ノイズが入るというジャンク品でした。その上電源コードも切られていました。
リモコンはSL-HF900用ワイヤレスエディタとSL-HF1000D用だと思います。
こちらもジャンクでワイヤレスエディタの方は効かないキーがあるということでした。

カバーを外して取り出しの動作をさせると左側が引っかかって出てきませんでした。手で支えながら取り出すとテープが出てきました。カセコンを外してみると左側がうまくレール部分を動いていません。

カセコンを動かすギアに引っかかるはずの突起が折れています。デッキを分解しているときに破片が出てきました。折れたら繋げということで中心部に穴を開けてワイヤーを入れ強度を高めようと思いましたが、中心は金属があるので穴が開きません。ちょうど金属が無くなっているところなので弱かったのかもしれません。

微妙に曲がってます。折れた部品だけはあるのかよく分かりません。カセコン全体を交換だと高そうです。

よく見ると金属に負けてプラスチックにヒビがたくさん入っています。接着剤を使ってできるだけ補強しました。

突起部分ですが瞬間接着剤によって強力に接着できました。このままでも問題なさそうです。

テープで巻いて補強しようと思いましたが、ストローを刺しました(^_^;)
ただ接着剤はポリプロピレンなので付きません。あと太くなったのでレール側を少し削りました。

ものすごい埃です。たばこのせいかかなり汚れています。フロントのアクリルパネルの中にかなり埃が入っていましたので裏技(汗)でなんとかしました。電源部分を外して掃除したりしました。が、電源を入れてもFLがボーっと点く状態になってしまいました・・・。

よく見てみると電源部のヒートシンクに付いている整流ブリッジのコネクタが壊れていました。
ピンが折れています。

実質は4本しか使わないのでコネクタを移植しATX電源から外したFDD用コネクタで接続しました。


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