戦車：えーと、うり君はシェードで絵を作ってるわけだが、シェードってツールの批判的な意見って多いよなぁ。
うり：まぁ、実際ソフトの不出来な部分もあるんですけど、Shadeに限らずどのソフト使っててもそれに対するヘンな批判って多いですよ。
戦車：ＣＧに関して言えば、出来た絵（結果）が見る側からすると重要なんであって、ツールがどうとかいうのはあまりなぁ。ヘンな批判ってどんなんよ？
うり：要約すれば、今のＣＧソフトの機能不足が良くない。すごいＣＧソフトを使えば、私もすごい映像を作ることが出来るって感じ？
戦車：それってツールの問題じゃなくて、腕の問題じゃないの？
うり：技術のある人が言うのは分かるんですけど、そういう人って批判するより先にソフト買い換えちゃいますね。
戦車：まぁ文句があるならサポートを待つよりはそのほうが格段に早いもんなぁ。んであれさ、批判的な意見出してる人ってなんとなくステレオタイプな感じがするんだが…。
うり：すごく批判的な人の作品って、公開されているのを見たことないんですけど・・・。
戦車：うーん、ってことはそういう人たちの意見って、何か作り上げた結果「あの部分が使いづらい」とか「ここでエラーが発生する」とかじゃないわけだな。つまり受け売り批判なんかねぇ。
うり：某有名ゲームの批判だと「シリーズ全てがクソゲーだ！」とか言いながら過去のシリーズを全てコンプリートしていた人が居たなぁ・・・（笑
戦車：なんだ、結構「愛」があるんだなｗ
うり：多分、可愛さ余って憎さ百倍！ってやつなんじゃないですか？
戦車：ってことはＣＧツールの批判なんかも、実は愛？
うり：そうかもしれないけど、いくらツールを愛しても作品作るのは自分だから、結局は自らの不甲斐なさを責任転嫁しているようにしか見えなかったりします。
戦車：そこら辺、ゲーム批判とちょっと事情が違うんだろうなぁ。俺、今ＰＳＯってオンラインゲームやってるんだけど時々いるよ、批判言ってる人。しかも違うゲームのｗ
うり：陰口たたくオバサンですか（苦笑
戦車：なんつーか、ちょっと見苦しいんだなそういうの。批判あるならちゃんと届くところで言わなきゃ＾＾；
うり：届くところで感情的に言われるのも何ですが・・・。
戦車：まぁ建設的な意見だといいんだけどな、「あれはゴミだ！」とか一言だったりするとただの文句だもんねぇ。
うり：んで、自分の書いた文章を反芻して、自分で自分を盛り上げちゃうから収集つかなくなったり（笑
戦車：最初はにこやかなんだが自分の言葉でだんだんテンション上がっていって最後にゃ激昂するオッサンみたいなもんだな＾＾；
うり：「サポートの対応が悪い！」という内容を罵詈雑言交じりで書かれると「そりゃ、対応悪いだろう」って思いますよ。
戦車：ツールにしろゲームにしろ、製作側の手のひら以上の場所には行けないんだから、その中で工夫して使ったり遊んだりするしかないっていう諦観もある程度必要じゃないかと思うわけさ。
うり：限られた環境でも工夫すれば意外に色々出来るもんで、工夫する前に機能の要求をしている感が強いです。
戦車：そこがつまるところ、よく目に付く批判者の意見ってやつなんだろうな。的確性を欠いてたり、努力が足りなかったり、思い付きが悪かったりなｗ
うり：中には趣味でやってるのに「挫折した」って人も居るくらいですし。
戦車：なんか屈折してるなぁ（汗
うり：趣味なら我流でチマチマ楽しくやればいいように思うんですけど、一発で上手くいかない事に耐えられないのかなぁ？
戦車：やっぱアレか、ツール買ってきていきなり凄い美少女とか作れないと（なんだこのバカツール！）とか思っちゃうんだろうか（苦笑
うり：ツールの操作を覚える以前に、人間ってかなり難しいテーマなんですけど・・・。少しくらい解剖学とかの知識も要るし（笑
戦車：俺思うんだけど、凄い美少女ＣＧっていわゆる「結果」な訳だけど、そこに到達するのがえらく簡単に見えちゃうんじゃないかなぁ。もちろん実際はとんでもない高みにある作品なんだけどね。
うり：デッサンとかやってて、造形の基礎知識があれば割と上手く出来るかもしれませんが、照明を上手く使ってやらないと綺麗な結果が得られなかったりするので、試行錯誤でえらい時間を取られますよ。
戦車：結局、人物ＣＧって解剖学も必要だし美術的な知識ももちろん必要だし、おまけに写真なんかの知識も必要になってくるから、かなり高度な部類になる訳？
うり：人だけの画像を見せられてもメッセージ性が無いので、周辺の小物なんかも作るとなると工業デザインの知識も欲しい（笑
戦車：トータルで見ても、一枚のＣＧにはかなりの技術や工夫が必要になるってことだな。ツールでコケる人はもう門前払いな気がするよ（苦笑
うり：生物にしても物品にしても、それ単体だと「部品」っぽい意味しかなくなるので、出来ればシーンを作って見せて欲しいと思うんですよ。
戦車：まぁパーツだけ見せられて「どう？」って言われても「＊＊だね」としか答えられないわな＾＾；
うり：何もしていない生き物ってのは居ないですし、物品も使われてこそ活きると思うので、それらを使って見た時に「単純に楽しい」作品が増えるとうれしいです。
戦車：おぉ、なんだか建設的な感じでまとまったところで今日はお開きにすっか。
うり：お茶ください。
Shade／シェード・・・国産３ＤＣＧツール。ＣＧツールとしては比較的安価な事から入門用として普及している傾向がある。
ＰＳＯ／ファンタシースターオンラインブルーバースト・・・（株）セガが提供するオンラインアクションＲＰＧ。設計は古いものの、しっかりした造りでファンを魅了し続ける。
著：うり・戦車
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