これは私には無関係な話なんですが(笑)



美男美女、外見が美しい人は、やはりモテる。
モテて得する事もあるけれど、そういう人達特有の困った経験も多々あるようです。
報道されているようなストーカーが引き起こす悪質な事件はその極端な例だけど、プチ事件は結構身近で起こっているのです。

以前うちの店にも背が高くて細身のイケメン店員がいましたが、ずっと年上独身のオバサマと隣の若い女性店員さんが一目惚れ。
営業中にもストーキングされ、必死な彼女達にがんじがらめになった彼は店を離れざるを得なくなり、それはもちろん店にとってもマイナスな事になったのです。
こういう落とし穴ってあるんだな〜と思いました。



さらに、綺麗で可憐な同僚の彼女もそんな被害者のうちの一人でした。
彼女に心奪われた70歳くらいの男性客・・・彼女に好意を持っている様子ははっきりしていましたが、その事件が起こるまでは紳士的に接していて他の店員さんにも愛想がよく印象の良い人でした。


しかし段々と思いが高じてきたのか・・・。

いや、そんな表現では違うような気がします。

思いが高じて一気に爆発したのか・・・何かに誰かに取り憑かれたのか・・・突如説明のつかない事がおこりました。


ある日、店頭で私と会話していた彼女の元へその紳士がどこからともなくス〜っと来て、私達が挨拶するかしないうちにイキナリ彼女に向かって言ったのです。




「あなたの○○に △×□?☆*○ したい。。。」




(えっ??えっ??え〜??)

官能小説エロ本に出てきそうな到底ここでは書けない、書いてはいけないリアルなセリフをしかもツラツラと10個くらい!口走って出て行った紳士。
昼の日中にしかもこんな公共の場所で、夜のプライベートな場所でも赤面するような単語があの彼の口からぽんぽん出てきたのです。

(これって彼なりの告白??イヤ!違うでしょ!ちょっとぉぉ〜!?)

私と彼女はお互いに赤く染まった顔で目をパチクリ見合わせて固まってしまいました。
時間が止まったのかと思うくらい、かなり長い時間固まっていたような気がします。

突然頭の中でパチッと音がしてハッと目覚めた私達は、カウンターの後ろにいた店長の所に駆けつけて矢のごとく怒りをブチまけました。
その日は二人とも仕事に手がつかない・・・そんな事件でした。



その後、他の場所でバッタリ出会ったその人に彼女は言われたそうです。



「あの時は心に思っていることを言ってしまってごめんなさい。」




・・・思ってたのか(汗)

「ごめんなさい」だけで良かったんですよ〜!
紳士で通して頂きたかった。いや・・もちろんあの時点で既に紳士ではありませんでしたけど^^;



著:みこねー




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