猪独/しづか

二人用札遊び 運と確率の瞬間計算競技



伏札



■■■■
■■■■


1枚



■■
■■


2枚

□■




■□
3枚

□□■




□■□
4枚

□□□■




□■□
勝負

□□□□




□□□

猪独/猪塚/しづか
 二人用札遊び。1分で勝負の付く、手軽な運試し。
 伏せた2から9までの8枚から数枚ずつ引き、合計の大きい方の勝ちとなる。

手順
 2から9までの数札8枚、裏返しに混ぜて整える。
 1枚目を互いに引いて手元に伏せて置く。
 2枚目を互いに引いて表向きに並べる。
 3枚目を互いに引いて表に向け、数字の並ぶ様に左右どちらかに付ける。
 4枚目は引いても良いし、引かなくても良い。
 伏せてある1枚目を同時に開け、合計数を申告し、合計の大きい方の勝ちとなる。

勝敗
 合計の大きい方の勝ちとなり、合計数が得点となる。
 数字が順に並ばなかった場合は「頓退/とんびき」、1枚目の数を合計から引く。
 合計が同じ場合は「猪避/ししどめ」無勝負。

特殊役「猪/しし」
 表を向いた2枚3枚が、29と揃うと「猪/しし」、ほぼ勝ちが確定する。
 「二九/にく」が揃った時点で負けを認めて降りれば、29点の負け。
 数字の4が表を向いていなければ、反転役「猪退治/ししたいじ」を選べる。

反転役「猪退治/ししたいじ」
 「猪退治/ししたいじ」を宣言し、場に伏せられた残り4枚から、
 「四/し」を避けて他の3枚を開けられれば「四四帯四/ししたいじ」成立で29点の勝ちとなる。
 4を引いて退治をしくじれば、2から9までの合計44点の負け。
 すなわち29点負け、44点負け、29点勝ちの分の悪い3択から選ぶことになる。




--- 成り立ち --- 華のない札  cardの中でA、10、J、Q、Kには特別な役が付くものが多い。  日の当たらない2から9の華のない札を使って、何かできないか。  この8枚の合計数は44、「猪/しし」の言葉遊びから膨らませる。 確率を選択  手順が進むにつれ表を向いた札が増え、相手の札と残りの札が限定されてくる。  同じ条件の元、もう1枚引くか、相手に引かせて自滅を誘うかの駆け引き。










「高梁往来」表紙