だらだらとした 何も起きない物語



                      
登場人物
平松晴大
ひらまつ はるひろ
ハル 車持ちの学生 子供の頃の釣り好きから川や橋が好き[1-1]
 
家親宇佐吉
 いえちか うさきち
ウサ 流行らない刷り物屋「 稲馬屋 」を営む 抜群の記憶力[1-2]
犬地
いぬぢ
元道民 犬地人を名乗り祇園のお膝元にて万修繕屋を始める[2-3]
光右衛門
みつえもん
養蚕で成した町一番の分限者 隠居し地図作成と紙漉に興じる[2-4]
上澄
かすみ
昆虫関係 別嬪だが滅多に着飾らない 宇佐吉の幼馴染み[3-3]
左右介
そうすけ
林業関係 姉の上澄を大事に思っている 家事全般をこなす [3-3]
三一
さんいち
大工見習い 大柄で世話好き 掘乱衆(しょらんしゅ)頭目[4-2]
日羽蓮葉
ひわ はすは
縫製稼業 小さな町でみんなの服を縫うという目標を抱く[4-4]

みなと
鉄打(かなうち) 大月刃物にて修行中 唯一の女方鉄打[5-3]
明嵩
あきたか
指物(さしもの)師 進路に迷う晴の同級生 木製品大好き[5-4]
時太郎
ときたろう
町飛脚 丁型四度(ふぉぅど)を駆り食材や料理を届ける参度[6-1]
錫妓
すずき
学生 書道の免状を持ち古書を読む 趣味は小さな人形作り[6-2]
喜千々
きちじ
天振 強運と確率に身を委ねる様から賽喜千(さいきち)とも[7-1]
津運古屋半侍郎
つんごや はんざぶろう
元広告業/現神職 宇佐吉の鏡合わせの才覚を持つ 喜千々の兄[7-5]
四刻一座
よつどき いちざ
世偲(よしのぶ)紬寿(つむぎ)刻継(ときつぐ)三兄弟の野芝居一座[8-5]







舞台
お城特区
市内全域を景観保存区域に制定 2004採択
上高梁
「 祇園さん文化圏 」有漢 巨瀬 中井 中津井 賀陽が中心
高梁町
「 商人の町 」駅と市役所が中心 南高梁とも
自給率
食料自給率 市内/県内6割 +近海魚介8割
規制対象
白みのConcreteとblock 幟 看板 標識
磨き石/記念碑 記念植樹 PET bottle 放流







地理 と 言葉
備中言葉
東の発音 × 西の語彙 生活者の言葉として美しい言語
市域
旧高梁 有漢 竹荘 中津井 吹屋 備中 辺りが合併
州都構想
岡副地域に併合された福山市が有力視
備中三村市
成羽 川上 美星 が合併 合法化した花街に
首都
首都機能は愛知あたりに移転 経済は東京府中心







「 高梁往来 」

               
1-1栄町商店街
1-2市役所前駐車場
1-3多和山峠
1-4有漢池
1-5家親宇佐吉
2-1学内食堂
2-2三村塚
2-3横田分校
2-4季茶蕗藩
2-5蒲公英噺
3-1花摘雨
3-2馬繋間歇泉
3-3入野阿哲台
3-4長瀬津々川脈
3-5花卉姉弟
4-1蒸青栗
4-2御城山
4-3堀乱衆
4-4教習所
4-5日羽蓮葉
5-1匹頭羽
5-2木野山踏歩
5-3八千代端
5-4牛頭在居祇園参
5-5木繰手明嵩
6-1有花果
6-2内山下松籟祭
6-3緑廊高原地
6-4豊野案山子祭
6-5喋咄専門家
7-1八重籬神社力石
7-2茸山柿柿継袋
7-3玉紅昆陽
7-4可胡馬久午垂
7-5津運古屋半侍郎
8-1大立桶蒸宵晒
8-2解離風呂炬燵
8-3猪打廻加和
8-4 採星黒葉蜂
8-5四刻野芝居一座





史実半分 創作半分

たっぷりの皮肉と甘ちょろい理想

そして ここに暮らした全ての人への限りない敬意










「高梁往来」表紙