ちょっと見て
14 あざみ菜
 

あざみ菜が正式名称ですが巷では大手種会社がブランド名としてつけたわさびなの方が流通しています。

ちっともわさびらしくない典型的なカラシナの味なのにあざみ菜ではイメージがわかないとかでわさびなとつけ、それが大企業の力で正式名称のようになって流通しているのです。北米原産で日本には導入歴が無く自然発生的に九州地方から増えてきた。たぶん輸入木材に種がついてきてそれが陸揚げされたところから自生してきたというのが説になっています。旺盛で耐寒性もあるので冬野菜には欠かせなくなりましたが繁殖力の強さは同類のからし菜類と交雑し、皆あざみ菜に変えてしまうほどです。採種管理は厳重にしなければ。


 
   
   山の畑通信
 

 こんにちは。この山の畑の開墾を始めた頃に近所に住む豪農と呼ばれるおばあさんから言われた言葉があります。百姓は「百姓百種」と言って百種類もの野菜を作れるのだから、自分の食べる野菜を買いに行くような無様なことはしてはいけないよ。自分の食べる野菜は全部自給しなくては、と。その時に思ったことはこれだけ広い土地があるのだからそれくらいはやるのが当たり前だろう。まだ自営業になる前の昔々のサラリーマン時代に10坪の貸農園で野菜を作ったことがあり、その時にたった10坪の畑でこんなにもいろいろ作れるのだから畑はありがたいと思ったことがありそれがずっと頭に残っていたのです。以来自給しているので野菜は買ったことがありません。自営のレストランで使う野菜を全て作り、店で使いたい、自分で食べてみたいと思う野菜を次々に全部作っていたら増えて増えて。そのうち外国の料理書などに出ている野菜や新しい品種などを見ると作ってみたくて仕方が無いようになってしまい、畑はとうとう年間で200種類ほどの野菜を作るまでになってしまったのです。もう最新の料理専門書などを見ても知らない野菜はめったにない、作ったことのない野菜もほとんどないというところまできて、今やっているのは品種を絞り込み、必要な野菜はたっぷりメリハリのある栽培をしたいなとこの数年は思っています。それでも畑の土の状態が変わるのか、気候の変化を受けるのか毎年作ってよくできていたものでもうまく出来なくなってくることが度々あり、その為の新しい品種探しや栽培方法の改良などあの手この手を休みなくやっていかねばなりません。終わりなき戦いといえば激的でかっこよく聞こえるかもしれませんが、だから退屈しないで、飽きないでいつまでもチャレンジ精神を持ち続けられるのだと感じています。畑は耕せば耕運機が沈み込んでしまうくらいふかふかの土になりましたがそれでも、もっとです。

 

No1014 201926

 
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