ちょっと見て
73 タンポポ
 

タンポポに日本タンポポと西洋タンポポがあるのはよく知られていますが、食べる段になるとどちらでも構いません。うちの畑では食用タンポポを栽培しています。食用タンポポは大きいので厳寒期に軟白栽培をし黄ニラのように緑の抜けた葉をサラダ用に収穫します。バルブ・ド・カピュサンという名前になります。野に生えるタンポポはこの時期枯草の下で柔らかい、光があまり当たってない黄色っぽい新芽の部分を摘んでサラダにすると美味しいのです。ホロ苦みがあり、シャキシャキとした食感で大人の味です。緑の葉はベーコンやガーリックスライスとオリーブオイルで炒めるとビールに合う一皿になりこれからの季節にはいいですね。


 
   
   山の畑通信
 

 こんにちは。週を追うごとに野菜の種類が減ってきます。1年で一番少なくなる時期になりました。冬の間の方がまだ秋に植え、越冬しているものがあったのですが、厳寒期の植え付けは出来ないのでその分露地野菜不足になってくるのです。ハウスも今は夏野菜の為に空けて置かねばならなくなり、撤去ばかりが進んでいます。露地畑もハウス内も今がすべてのやり替え時期になるのです。この隙間を埋めてくれるのが山菜類になります。でもこの山菜類も土手は除草剤で土筆が取れなくなり、筍はイノシシにやられ、わらびは草刈りやソーラパネルで埋められて無くなり年々少なくなってきました。山菜類も欲しいものは畑に植えて栽培する時代になったようです。それでは何だか山菜と呼べないように思います。苗カタログには山菜類の苗の種類がずいぶん増えています。北海道に自生するギョウジャニンニクや東北のシオデなど・・・試しに植えてはみましたが園芸種と違ってどこにでも育つように改良されているわけでは無いので合わないものが多く思うように育ちませんでした。また育っているものでも大量に増やすには年月がかかりなかなか流通できる量を確保するのは難しいですね。近所の山歩きをするとコシアブラやタカノツメ、山椒などを見かけます。苗を取ってきて植えても少し日当たり具合や土の湿り加減などが違うとうまく育たないし、大きくなっても案外寿命が短く毎年確保するには苗も毎年足していかねばと自生地のように何もしないでも耐えないというわけにはいきません。栽培種と違って天然物が高価になるのはやはり見つけられるか、られないかという偶然性がカギになるからでしょう。そのうち山菜類もマツタケのような手の届きにくい高級品になるかもしれませんね。それよりもタンポポやヨモギなどという摘み草で食べれるものが身近な場所で得られるクリーンな自然環境が続いてほしいですね。

 

 

No1073 2020325

 
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