ちょっと見て
77 のびる 
 

地方によりコジキネギとも呼ばれる野の草ですが、春と晩秋の頃と2度おいしい季節があります。春も5月に入るとこれもネギ坊主を出し始めかたくなり食味が落ちます。3月から4月が柔らかく根球部分も膨らみ美味しい時期です。畦や草むらから掘りだすのですがいいものを掘り出すにはコツと見極めが要ります。土層が浅い所は小さいし、土の硬すぎるところも掘りにくい、逆に深すぎるところでは掘り切れなくてせっかくの根球部分を切ってしまうなど結構厄介なのです。食べる時の定番はぬたにするのですが、てんぷらや炒め物なども根球部分のピクルスは高級感があって保存も出来重宝します。畑栽培してみましたが失敗、野にある物だ。


 
   
   山の畑通信
 

 こんにちは。夏野菜の植え付けが進んでいます。山の畑はまだ毎朝多少の違いはあっても霜が降ります。夏野菜の苗は1回の霜でも当たると枯れてしまうので植え付けの後すぐに霜よけのシートや防霜トンネルをかけなければなりませんから他の季節の植え付けと違って手間がかかります。毎日除草と植え付け、に追われている状態です。植え付けが進んできた部分はやはり畑らしく甦ってくるのを仕事を終えた夕方ながめるのは楽しいですね。残りが少なくなるにつれ次の作業、その次の作業はと分かりやすくなってくるのも気持ちがだんだん軽くなってきます。草取りもこの時期の除草が一番時間もかかり、きついですね。地面の上っ面だけを取る除草なら簡単で楽ですがすぐにまた伸びてきます。宿根性の草や冬の間に根を強く根を張った草をできるだけ根こそぎに取っていくのは労力もかかります。区画を決めて一つずつつぶしていくように、スギナやヨモギなどは根を掘り返して取るようにします。こうやって除草した場所は次の年確実に草が少なくなります。いい加減に上っ面だけの除草をした場所はちっとも草が減って来ません。「草取り」という一番単純な農業の基本ともいうべき作業ですが、い加減な仕事ではいい加減にしかならないなと感じさせられます。野菜作りの中で大きな時間がかかる草取りをいかに軽減するかは作業の合理化そのものだとも思います。そして草の無いクリーンな畑は害虫の生息環境も減らすことになり、オーガニック農業をより成功させる秘訣だと私は考えています。クリーンな畑から元気な野菜は生まれると。畑以外の場所、畦や遊休地の手入れも害虫を減らす大切な作業です。畦から畑に入ってくる害虫も多いのです。畦に水仙、ヒガンバナ、あやめなど害虫の少ない花をたくさん植えこんでいるのも鑑賞だけでなく、害虫の少ない環境を作り出すための方策なのです。

 

 

 No1077 2020422

 
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