ちょっと見て
115 ディル
 

せり科のハーブは結構種類があります。パセリ、セルフィーユ、フェンネル、クミンなどクッキングハーブの中で一番多いのはせり科とミント類などの紫蘇科ハーブです。春から夏にかけてのフェンネルに対し、秋から春まで使えるのがディルです。葉の形は見間違えるほどよく似ていますが、香りが全く違います。ディルはサーモン料理には欠かせないほどと言われるくらいサーモンとは相性が良いのは秋のサーモンが取れだす頃ディルも美しい葉が茂りだすのと季節的にも一致しているからだと思います。冬の彩りが少ないサラダの中にディルの香りがあるとそれだけで高級感が漂う気持ちになれるのはやはりディルというハーブの力だなと思います。


 
   
   山の畑通信
 

 こんにちは。冷えました。まだ大寒に入っていないうちから思いっきり冷えたという感じです。朝の気温は-9℃、昼の気温が-3℃、雪花が終日舞う日はありましたが積もる所まで行かなかったのはやれやれという思いです。こんな時の農作業は焚火に限るとばかりに果樹の剪定枝や不要になった木を切っては燃やし、枯草や夏の間にぎわせてくれた花々の残渣を集めてはもやしと毎日清掃作業のようです。敷地が広いのでこんな作業はいくらでもできるのです。野菜も露地の野菜は凍っていたり、防寒シートなどが凍り付いて開けられなかったりとうかつに触れません。ゆっくり融けて元に戻るまで待たねばならないので収穫作業ができる時間帯は限れられています。出荷作業の時は早目に余裕を持って野菜の状態を見計らいながら進めます。準備出来た野菜も外気温が-3℃、冷蔵庫内の温度が4℃という日も当たり前ですから、まずは冷蔵庫に保管です。不要と思われる野菜保存庫も冬はそれらしい働きをしてくれるのです。農業に必要な設備は耕転機などの機械類だけのように思われるのですが、野菜農家にとっては保存、保管のための大きな冷蔵庫は必需品です。

農作業のうち大切なのは記録やデータの保管です。適期の種播き、必要量が作れる作付面積、病害虫などの敏感なキャッチと対処、畑の効率的な使いまわしなどきちんと記録しておかねば記憶や思い付きだけではできません。こんな机上作業は天候が悪く外作業ができない日の優先事項ですから、あまり好天気ばかりでも困るのです。程よく両方の天候があってこそなのですよ。そうしてみるとやはり農業は自然と共に生きていると思えるのですが、工場で工業製品みたいに同じサイズで作られる野菜たち、またそのようなものばかりを買いたがる消費者、どこかボタンの掛け違いをしているみたいでこれで良いのかなと思えるのですが。

 

 No1115 2021113

 
 トップページに戻る
バックNoはこちら