ポタジェ サタケ

岡山県の真ん中、吉備中央町の標高350mに位置する見晴らしの良い畑で、野菜を作っています。1992年に荒れ地の開墾から始めた畑はやっとおとなしい畑らしい姿になりました。当初は雨が降ればぬかるみ、晴れればカチカチに硬くなる粘土質の畑は害虫と雑草の天国でした。まずは土作りと堆肥を入れ耕し続けていると土の表情が年数を経るごとにほぐれて柔らかくなってくるのが判りました。土の色も赤土から茶色になり、だんだん濃くなってきました。それにつれ野菜も豊かに、ふっくらとした姿になって来ました。丘の馬の背の地形に位置する畑は区画ごとに土の状態が違い、傾斜や日当たり、風当たりも違います。

オーガニック栽培で区画をローテーションしながら栽培を続けていると、なぜかこの区画は根菜類が良く出来るとか、ここは葉物の時に作りやすいとか区画ごとの性格も出てきます。それに気候の変動も加わると毎年同じに作っても同じ結果は出ません。だんだん出来が良くなる野菜もあれば、数年前はあんなによくできたのにというものも現れます。害虫が多く出たり、イノシシや狸などの獣に荒らされたり、せっかく蒔いた豆を鳩にほじくられてしまったり、その度にあの手この手と色々考えさせられ、そして野生の生き物たちとの戦いが続くのです。雑草も懸命に草刈り、除草をつづけているとだんだん減り今では脅威ではなくなりましたが油断できない敵であることには変わりありません。

当初から植え続けた果樹や樹木は大きくなり、今は植える木より大きくなりすぎたりして伐採する木の方が多いくらいになりました。将来は観賞価値のある菜園という意味のポタジェにふさわしい穏やかな姿に作り上げたいと日々思いながら農業をしています。
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