「経済の仕組み」

上の図は、社会をうまく可視化出来ているのではないだろうか。

経済の流れは、人体の血液などの流れに似ている。
赤線の無限大マークで表現されているのは、まさしく、フラクタルの森の十字架であります。
個人も社会もこの4象限の所を流れながら活発になったり衰退したりしている。
国内の景気を元気にしようと思えば、この流れを良くするだけだという事が分かるでしょう。
質と量とスピードを上げれば良いだけ。
そのために何が必要で、何をするべきでないか、図を見れば簡単に分かります。

お金の流れと、その価値を生み出している仕事の両方を見なければなりません。
まさしく、フラクタルの森で言っている所の「両目で見る」事になります。

国内の仕事を増やす事を考えなければならないのに
表面的なお金の力にばかり目が行くようです。
お金をばらまけば消費が増えて景気が良くなると考えるのでしょうが
図を見れば一目瞭然、お金の価値を支えているのは「仕事」です。

民主党政権のやっている事は、景気の流れを悪くしようとしています。
その理由は、いつも片目ばかりで照準を合わせようとしているからです。
弓矢やダーツでも、両目を開けて的をねらわないといけないのに
いつも片目をつむって的をねらっているからです。

さらに、選挙制度のせいも有るのでしょうが、
どうしても、バラマキ政策になってしまっています。
バラマキには色んなモノが有ります。
もちろん社会保障制度など必要なモノは有りますが、
それでも、やはり行き過ぎてしまう傾向はどうしてもあります。

国民の家計「給与」に直接送り込まれる資金は、
その国内の「仕事」を増やし、血液量の増加に貢献する事にはなりにくい。
仕事をしなくてもらえるのですからその通りでしょう。
また、そのお金は
中国などの安い「商品」に流れ、その国の仕事を増やし
その国の経済を強くし、そのお金で軍事力を増強させ
その軍事力で日本の領土を奪おうとさえさせてしまいます。
一時代前の帝国主義の考え方をしている国家に対しては注意が必要で
大中華帝国主義で領土の拡張を目指している事は明白です。

途上国の生活を豊かにする為にも
労働賃金の安い国に「仕事」が流れ
そこの製品を輸入する事は大切ですが、
一党独裁で、市民の民主化要求にも応えず
安い賃金で労働者を虐げながら軍事力増強に力を入れているような国家では
ヘタをすると、国内の不満を外に向けさせる為に最悪の事を仕掛けてくるかもしれません。

単なるバラマキでは、経済の悪循環ばかりでなく
国家の防衛にまで危機が訪れかねません。
結局、海外の安い労働力を提供している人民達を犠牲にして
日本人たちが、のんびりと悠々自適の生活をしていると
今まで蓄えてきた国民の総資産も、その信用も
あっという間に消えて無くなるでしょう。
日本の借金が、国内からのものが多いと言っても
それを食いつぶすのにはそんなに時間がかからないでしょう。

景気が悪く何らかの手を打たなければならないとすれば、打つ手は、2つです。

(陰)国内の「仕事」を増やす事。
  新たな基幹産業の創出
    (航空・宇宙・ロボットなど)
  軍需産業の育成
    (国防力の増強と新たな技術の開発)
  インフラ整備
    (リニア新幹線・いろんな規制の緩和)
  教育のレベルアップ
    (仕事を支える基本です。ゆとり教育が今の日本をダメにしてきたのでしょう)

(陽)血液の流れを増やす事
  金融緩和
  減税(消費税のアップなどは自殺行為でしかない)
  相続税、贈与税の廃止
     (60歳以上に集中している国内資産を活用先の有る若年層に移す)

            これらの政策は、「幸福実現党」の政策と一緒のはずです。
            私の陰陽での翻訳なので、違いは有るかもしれません。

政府が借金してでも、投入しなければならない所は
社会を一つの山に例え、渇水時の雨に翻訳するならば、
下流域の国民へのへの直接のバラマキではなく
上流域の「仕事」を多く生み出せる産業に対して降らすべきです。

自然界の雨も上流域に多く降らせます。
上流から次第に大地を潤わせ、下流域も次第に潤うようになってきます。

大企業優遇はけしからん、国民を大切にしなければならないという意見が有りますが
その優しさは良いとしても、その結果、単なる水不足で済んだモノを
国民の生命と財産を危険にさらす飢饉へと導いてしまいます。
そして、隣国の支配を受けるまでに国力を衰退させる事になってしまうでしょう。

左翼思想の方達は、優しさ故にあのような言動をされるのだけれど
頭がどんなに良くても片目ばかりで照準を合わせようとするからです。

これは、もちろん、あくまでも比喩ですが
左目(情)と右目(理)のラインがクロスすることなくバラバラで見ているようです。

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