抽象

真・善・美
真・善・美 ということばがあり
その対極には 偽・悪・醜 がある 

真(偽)なるモノ 善(悪)なるモノ
これらを見極めるのは なかなかむつかしい

しかし 美(醜)を見ることは 
比較的たやすいだろう

世界を正しく見るために
表面(陽)を見て美を探し
裏面(陰)を見て善を探し
全体を見て真を探し 天意を探す

陰陽の両目を開ける事で
立体的に世界が見えてくる 
器の中にも
姿の中にも
言葉の中にも
立ち居振る舞いの中にも
その人生の中にも
その思想の中にも
美醜 善悪 真偽なるものは有る

醜から離れ 
美を求めていく中に
善なるモノ
真なるモノへと至る道を
歩んで行きたいものだ


見えにくいもの

大切なコトは見えにくい
言葉にしろ 文字にしろ 行為にしろ
見えるように 大切なコトを伝える手段はある
しかし 本当に大切なコトは隠れている事が多い

目に見えないモノ
幽霊もUFOも宇宙人も
月の裏側もなかなか見えるモノではないけれど
現実に見えないモノに三つ有るだろう

重なって見えにくいモノ・・時間(原因と結果)
離れて見えにくいモノ・・・空間(他者と自己)
混ざって見えにくいモノ・・人間(感覚と理性)


目の前に器(茶碗)がある
どうやって作られたか その時間的経過は見えない
どのような人の手で ここに至ったのかも見えない
どんな思いが込められているのかも わからない
わからないけれど 今 ここに在る
しかして 器は沈黙する

身の周りの自然を見ると
緑が風にゆられ、さわやかな風がホオをなぜる
しかし、草木は沈黙し 黙々と生きている
聞こえ 目に見え 味わえる情報は限られ
その真意を語る事はない
その神意を語る事も 天意を感じさせる事もない

見ようと努力をしない限りは
その姿を現そうとはしない


すごさと すばらしさ

昔 超能力に興味が有り訓練していた事がある
信じて訓練を重ねると確率が倍にあがっていた

ある時 トランプの透視で
数字までも全部見えたことがある
しかし 後日 ふとそのことを思い出したときに
インスピレーションがおりてきた

「すごさでなく、すばらしさに意識を合わせなさい」

何故か 納得した
人の目を驚かすようなことでなく
心の感動を伴うものの方が価値があると思った
その後 人生を生きるに忙しくもあり
その様な事から全く離れていた
そして ある時
精神世界への扉を開いてくれた人がいた
一緒に仕事をしていたおじさん
真面目で優しく そしてドンくさいおじさん
半分バカにし利用する気持ちもあった

ある時 ある事件がきっかけで
彼のすばらしさに気づくことになる
なんてことのない事だった
彼の自然体の姿で私自身の恥を知る事になる
私の視点を実際にも複眼にさせてくれた恩人である


両目で深く見る
現代社会は
あまりにも 目に見えないものを無視し
目の前の 分かりやすいものばかり見ようとする
深く見て 深く考えることをしたくないようだ

深く見て 深く考えると 無知を認めるしかない
自分の知性を否定されるとでも思うのだろうか
見えている範囲だけで
全てを分かっていると信じたいのだろうか

表面ばかりを強く見て
その価値を支える
裏にある見えにくいモノを見ようしないため
色んな価値あるモノが 消えて無くなろうとしている
深く見ようとしないため
良かれと思ってなした事が
前提の認識の間違いで 逆の結果を招いている
生命、財産ばかりでなく
魂の尊厳という高貴なるモノまでも奪っていく

知識もあり、経験もあり
立場もある人達が
間違った判断をする背景には
左脳(知性理性)だけを鍛え
右脳(悟性感性)を鍛える事を忘れていること
右脳左脳をクロスさせ連携して見ないこと
思考の原点の「悟性」に無関心なことがあるようだ


緑の中で ぼんやりと
夕立の 煙が ほのかに白く
生きはやる緑を包む

ウグイスが啼いている
つい つられて口笛を吹く
答えるように ホーホケキョ

しかし 意味は不明
緑が沈黙している中
その思いを伝えようとでもしているのか

静寂の中
弱肉強食の世界は
動物たちだけでなく
植物の世界にも有る
太陽の愛を求めて
成長を競う
日が当たらなくなった枝は使命を終えて枯れ落ち
愛を受けられなくなった木々は
その命を終え山の肥料となる

心を止め 両目でゆったりと見やると
共存共栄 大調和 
素晴らしい世界が見えてくる

まさに 神々の芸術の中を生きている

心を止めて


山の木々 草花を見
その周辺で生きている生き物たちを見
目には見えないがミクロの視点
微生物たちの働きを見る

ぼんやりと自然界の営みから延長線を伸ばし
人間たちの社会を見る

表面的には それぞれ
勝手に バラバラに 相争いながら生きている
食物連鎖 弱肉強食 紛争 戦争
悲惨な様相も その中には見える

しかして、この地球を越えて マクロの視点
無限大とも思える広がりを持つ この大宇宙


さすがに仏神の目では見る事は出来ないけれど
その大きな両目でこの世界を見ると
共存共栄 切磋琢磨 向上 進化しようとする姿も見える
共に より素晴らしい世界を創ろうとしている姿が感じられる

個人の視点に立ち返ると
日々 様々な試練の元
大きく蛇行する事が有る
そんな小さな自分だけれど

この大宇宙を構成し維持している
貴重な存在である事も
宇宙大の視点から見るならば
それも 真実

3点思考
正しさとは何だろう
人と人とは 誰であれ調和して 仲良く
楽しく暮らしたいと思っているのにもかかわらず
時に相争う事がある

紛争の原因にも陰と陽の2面が有り
まず、利害がぶつかる事から始まる
そして、感情のこじれによって深刻化する
理でぶつかり 情で反発する
さらに利害が対立し泥沼化する

戦争まで進んでしまう場合
理でワガママとなり
情で臆病となり
臆病故に自己保身の思いで
さらにワガママとなり相手を粉砕する
結局の所 蛇行しているのだ



では 蛇行しない為にはなにが必要なのか

比喩ではあるが
両目で見て 十字架の中心
額に有ると言われるチャクラでも見る事だ

自己の正しさと
他者の正しさ
立場を変え深く考え
そして 地球(宇宙)レベルで
全ての者達の父であり母である所の
天から見た正しさの3点で見ようと努力する事

宗教 その信仰心が不可欠である事は言うまでもない

神秘
不思議なことは山ほど有る
身の回りに神秘は満ちあふれている
そう考えている我々自身の存在そのものが神秘
この世界、この宇宙自体が神秘

そのことを放置して生きる道も有る
されど、その道は獣道ともなりかねず
人間としての尊厳を考えるならば
ソクラテスの言うように「無知の知」を意識しつつ
常に探求の旅を続けるしかないのだろう

その旅の途中にこそ神秘の扉が開かれる瞬間を
かいま見る事が出来るのかもしれない
「人は何故生まれ、何故生きて、
一体どこへ行こうとしているのか」
この答えを見いだす事こそ
人としての幸福の原点なのかもしれない

神秘をひもとくポイントは
身近な所にいっぱい転がっている
数秘学という学問もあるが
単純な数字が表現してくれる意味の中に
比喩として宇宙のかけらがいっぱい詰まっている

ゼロの神秘
この宇宙すら無い状態とは?
有と無の違いとは?
「空」との関係は(色即是空・空即是色)
1の神秘
万教帰一
全人類、1人1人を主人公としての人生ドラマ 
そのドラマが重なって、家庭を作り、社会を造り、
国を造り、惑星を造り この宇宙を創っている 

2の神秘
陰陽学(互いに対立する属性を持った二つの気であり、万物の生成消滅と言った変化はこの二気によって起こるとされる)
男女・+−・N極S極・真偽・善悪・美醜・好き嫌い
優しさ厳しさ・臆病ワガママ・・時間と空間・自と他

3の神秘

石組みのポイント
過去・現在・未来
今(時間)、ここにいる(空間)、私(人間)
自と他と全体(自分の視点・他者の視点・仏神の視点)
三法印(諸行無常・諸法無我・涅槃寂静)
三法帰依(仏帰依・法帰依・僧帰依)
三位一体(父と子と精霊)
真善美(反対語として偽・悪・醜)
真実・事実・現実

4の神秘
悟性・感性・知性・理性
血液型(O/B/A/AB)
遺伝子(四つの塩基[ATCG]がつくる二重ラセン)
四求聖願(衆生無辺誓願度・煩悩無尽誓願断
法門無量誓願学・仏道無上誓願成)
四諦八正道(苦諦・集諦・滅諦・道諦《正見・正思・正語・正業・正命・正精進・正念・正定・・・八正道》)

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