田原最前線2020

【更新日】令和2年311日() 《赤口》

地域をあたたかく見つめています。



【3月3日】マスク売り場には相変わらず「次回入荷は未定です」との張り紙が出ている。手の消毒薬が売り切れ、エタノールを量り売りする所もあるそうだ。飲料や保存食コーナーも品薄の棚が目立ち、デマの影響でトイレットペーパーまでがなくなった。県立高の大半で一日、卒業式が行われた。生徒や教職員がマスクを着けたり、保護者の出席を控えたりした学校もあった。異例の事態はいつまで続き、どんなことが起こるかを予想できない。小中学校の臨時休校で、子どもを持つ親は、仕事に行けるかどうかを悩む。
 県内で感染した人は確認されていないが、全国で検査を断られたとの話が相次ぐ。有効な治療薬はまだ開発されず、不安の気持ちがどうしても消せない。首相は「国民の命と暮らしを守る大きな責任を果たすため、なすべきことは決断する」と強調する。今は言葉より一日も早い安心の担保が欲しい。