両目で見ることの基本的な考え方
時間 原因と結果 重なって見えにくい関係

「思考停止しない」

どうしても人は、目の前にあるものに振り回されがちで、
その奥に重なって見えなくなったものを見ない傾向があります。
思考停止しやすいのです。
隠れて見えなくなっているものを見る努力が必要です。
空間 自己と他者 離れて見えにくい関係

「両目で見る」
自己(陽)と他者(陰)、それを両目としてみている存在、全体(仏神)の視点

個人の問題でも、社会の問題でも、
宗教間、国家間の問題でも
根本解決の為にはとても大事なことです
 
        
「フラクタルの森とは?」

フラクタルの森とは、哲学の森と言ってもいいかもしれません。
しかし、哲学と言っても哲学学ではない。
過去の哲人がこのように言ったとか、偉人、賢人の悟った内容を知ろうとする事ではなく、
子供が素朴に、何故?なぜ?と問いかけるように、
身の回りで起きている事の本質を知るための手助けが出来るような森のことです。
そして、その課題、その問題を説くカギを見つけていただきます。
抽象的になりがちな内容を理解しやすくビジュアル化した森です。
具体性を伴わなければ分かりにくいと思いますが、簡単に説明しますと、
両視点、複眼、両目で見て客観的な考え方をしてみませんかといったような施設のことです。

基本は、全ての要素を陰と陽に分けます。
陰と陽とは、見えにくいモノと見えやすいモノと言い直してもいいでしょう。
二つの分類、もしくは、4つの分類で物事を考えていきます。
この森は、抽象的な思考の中でも可能ですが、リアルに実際の森の中に作ります。
2つないし4つの空間を小道で結び、その空間やその道の途中に、
その場所に関連する要素の説明やことわざを掲げ思考の材料としていただきます。
そして、各自の持っているテーマ、課題をその中に入れて、
それらの持っている解決すべき要素を、2ないし4つの空間を埋める作業で解決していくのです。
他人から説明されて認識するのでなく、自らが探求する力で解決していただきます。
この空間の活用法は、個人としての癒しの森ともなるでしょうが、
利害の対立、思想対思想の対立の仲裁、国際紛争の解決の役目も果たす事になるでしょう。
より良き未来社会が地球レベルで広がっていく事を願って世界中に出来れば良いと思っている森の形です。

もちろん、このような森を作りたいとする背景には、
問題解決のための思考レベルを高めていこうとする意図がありますが、
その原点には素朴な原理が有りますので、その事を思い起こせるような仕組みも大切です。
原点に一旦返って頂く必要が有ります。
そのために、森の中に、もの作りの原初的なものを体験する施設が併設されることが理想です。
素朴な土ひねりや農作業などの作業を取り入れて、
高度な物事の解決に必要な原理原則をくみとっていただけたらと思います。

世界の文化を考え、その原点やその文化を支えている背景、
そして、その功罪を考えるに際してもこのフラクタルの森が、より深くその認識を深める手助けになると思います。
そして、新たな地球レベルでの素晴らしい文化が花開くための種まきになるでしょう。
まず、このフラクタルの森の両目でみるということが、人生にとっても、社会にとっても
大きな意味を持つことの説明を可能な限りしたいと思います。

この森に入り考えることが出来れば、人類の永遠の課題でもある
「人は何故生まれ、何故生き、一体どこへ行こうとしているのか?」という問いに対して
哲学的に答えることも可能です。
人は、その存在意義を知ることになります。
それは、意外と単純な真理です。



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